外出を自粛することの多い今の世の中。今まで外で行っていたことを自宅で済ませるということも多くあるでしょう。トレーニングやフィットネスもそのひとつで、今まで主流だった実店舗での対面式のトレーニングだけでなく、オンライントレーニングが流行を見せています。
そんなオンライントレーニングではありますが、じつはいくつか注意点もあるのです。今回は実店舗トレーニングとオンライントレーニングの違いや、オンライントレーニングの注意点などをみていきます。
トレーニングはジム以外でも可能
今までフィットネスやトレーニングというとジムやフィットネススタジオで行うのが一般的なやり方でした。しかし現在では自宅に居ながらにしてオンラインで、ジムのような本格的な指導を受けることも出来るのです。そのようなオンラインで行うフィットネスをオンライントレーニングと言います。オンライントレーニングは自宅で気軽に行える点、外出する手間が省ける点などから現在人気が高まっています。
そんなオンライントレーニング、「ジムやスタジオで行うトレーニングと全く同じように取り組めるか」と言うと、じつはそうではありません。取り組むにあたり対面式でのトレーニングとの注意点や違いなどがいくつかあるのです。その注意点を次で見ていきます。
オンライントレーニングの注意点
ではオンライントレーニングで注意するべき点を挙げていきます。
通信環境を整える必要がある
オンライン環境でトレーニングを行うということは、最初にそれなりのオンライン環境を整える必要があります。そのためにパソコン、Webカメラ、マイクなどの用意、そしてインターネット契約などをしなければなりません。パソコンなどの機器一式を揃えるのに、安いものでも5万円ほど、そしてインターネット回線の開通にも数千円から数万円の費用がかかる場合があります。
運動の出来る十分なスペースが必要
トレーニングを自宅で行うためには、運動することの出来るスペースが必要となります。体をあまり動かさないトレーニングならば小スペースで構いませんが、大きく体を動かすトレーニングだとそれなりの広さが必要となります。
大きいスペースが必要なトレーニングを行う時に周りに家具や物があると、万が一の場合怪我をしてしまう可能性があるので、スペースの確保をしっかりと行いましょう。
トレーナーと実際に対面出来ないので、姿勢やフォームを直してもらいにくい
オンライントレーニングは画面上でトレーナーと対面することは出来ますが、実際にその場にいません。よってトレーニング中の細かな体の動かし方の手直しや、フォームの修正などをしてもらいにくいという点があります。画面に映っている正面から見ると問題が無いように見えて、じつは背中側から見るとフォームが違うなどといったことが発生することもあります。
ペアを組んで行うトレーニングが出来ない
ジムやスタジオでのフィットネスやトレーニングというのは、基本的に複数名で行います。よって二人一組で行うパートナーストレッチ（一人では伸ばしきれない筋肉を、パートナーにストレッチしてもらうもの）を受けることが出来ます。
一方、オンライントレーニングを一人で受ける場合、パートナーがいないためパートナーストレッチを行うことが出来ません。
トレーニング中の怪我や事故などにあうリスクが高くなる
一人でオンライントレーニングを受けることは、パートナーストレッチが出来ないということ以外にも気を付けなければならない点があります。それは「怪我や事故のリスクが高まる」という点です。
正しいフォームチェックをしてもらえず無理な体勢で行ってしまうことによる怪我や、十分なスペースを確保せずにトレーニングを行ってしまうことによる、事故などの起こる可能性が高くなってしまいます。
周囲への騒音を気にしなければならない
ジムやスタジオでトレーニングを行う場合は専用の設備を使用しているため音を気にする必要はありません。ところが自宅でオンライントレーニングを行う場合は、周囲への音の配慮をしなければいけなくなります。そのため限りある時間帯、もしくは体を大きく動かさないトレーニングしか受けられなくなってしまう場合があります。
インターネット環境が安定していないとストレスが溜まる
パソコンもカメラといった機器も用意。スペースも十分取っていざオンライントレーニングを受けるとなった時に、オンライン画像が止まったりカクカクといった乱れが発生すると、ストレスが溜まってしまいます。
インターネット環境、接続環境が良い状態でないと満足のいくオンライントレーニングが受けられません。
タイプによって使い分け
以上のように良いところも注意点もあるオンライントレーニング。いざ選ぶとなった時に実店舗による対面式のトレーニングを選べばよいのか、オンライントレーニングを選ぶべきなのか？迷う方も多いでしょう。
選び方としては、自分の生活スタイルや居住環境などに鑑みて決めるのが良いでしょう。オンライントレーニングの方が一般的に料金は安くなっているので、費用の面から決めても間違いではありません。
せっかくトレーニングを受けるのだから満足のいく効果を得たいという人には、オンライントレーニングよりも実店舗による対面型のトレーニングをおすすめします。
まとめ
家に居ながらにして受けることの出来るオンライントレーニング。外へ出かけなくてよい、気軽に受けることが出来るなどといった良いイメージが強いかもしれませんが、じつは注意点も多くあります。
自分が実店舗の対面トレーニングが向いているかオンライントレーニングを受けるべきなのかは、それらに注意し、生活スタイル、予算、生活環境、そしてトレーニングの満足度などを参考にして決めると良いでしょう。
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