加圧トレーニングによる筋力アップのメカニズム、始める際の注意点

加圧トレーニングで筋力アップ

加圧トレーニングのメリットについて紹介しましょう。一般的なトレーニングでは味わえない長所があり、しかも加圧トレーニングは他のトレーニングよりも低コストです。

短時間でトレーニング効果を得られる

トレーニング効果を得るための運動量は、時間にして30～60分ほどと言われています。

• ウォーキングは60分
• ランニングやジョギングは30分

一方の加圧トレーニングは、短時間であっても筋力アップが可能なため人気です。具体的には、上肢制限のトレーニングで10分、下肢制限のトレーニングでも15分しかかからないので、忙しい生活を送っている人でも安心して始めることができます。

しかも加圧トレーニングによる筋力アップは、「周囲の目を気にせず行える」ため、これをメリットと捉えて、加圧トレーニングを始める人も増えてきました。女性の場合はとくに気になる点なので、加圧トレーニングの割合では女性が増加傾向にあります。

ランニングやジョギングによるトレーニングは続かなかった…という人でも、加圧トレーニングで筋力アップに成功している人は多いです。また、加圧トレーニングをすることによって、アナボリックホルモンやアドレナリンの分泌量が増えることも知られています。

これらの分泌が盛んになるとトレーニング効果を得やすくなるため、加圧トレーニングは多くの人から支持されるようになりました。

加圧トレーニングは低負荷

加圧トレーニングによる筋力アップは継続しやすいと言われていますが、それは「他のトレーニングに比べて」低負荷だからです。

今までのトレーニングの常識では、「重量のあるものを持ち上げる、支え続ける」などのトレーニング法であれば筋力アップを図れると考えられていました。しかし今では、低負荷トレーニングであっても、筋力アップを図るのは可能であることが知られています。

加圧トレーニングはアナボリックホルモン、アドレナリンなど、ホルモンの分泌量を増やすことでも有名で、こちらは筋力アップとも関係しているのです。加圧トレーニングによる筋力アップは低負荷で、しかもホルモン分泌量が通常の100倍になるデータまで存在します。

加圧トレーニングで筋力アップする際の注意点

加圧トレーニングはメリットが多いのですが、まったくデメリットが無いわけではありません。そのため、デメリットについて学び対処することも重要です。

希望に沿う負荷をかけるようにする

トレーナーのありなしに関係なく発生するデメリットの中に、「いい加減な加圧トレーニングは失敗しやすい」というものがあります。加圧トレーニングは低負荷なので長時間の運動とも好相性です。しかし、負荷の選択を誤ってしまうとボディメイクで失敗するので注意してください。

まず、加圧トレーニングで筋力アップを図る際は、「女性らしいボディライン」を崩したくないなど、ボディメイク上のトラブルが起きないかチェックしましょう。加圧トレーニングは運動をすればするほど筋力アップしますが、これではたくましい体になるばかりです。

つまり、ハードトレーニングによる筋力アップになりそうな場合は、どこかで区切りをつけるようにしたほうが良いでしょう。実際に加圧トレーニングの多くは、「お腹などの引き締め効果のある」ものが人気です。

お腹などの部位は筋力アップが難しく、男女のどちらでもお腹が引き締まっていると、若くきれいに見える特徴があります。

独学の加圧トレーニングは良くない

トレーナーがいない加圧トレーニングは、あまり好ましくないとされています。理由としては次のものが挙げられるため、時間をかけて確実に筋力アップをしたい場合は、これらのポイントをおさえて加圧トレーニングをするようにしましょう。

• トレーナーがいないと効果に差が出る
• 施設（スタジオ）について詳しくない
• 具体的な目標がわからない

トレーナーがいる場合は、「プログラムを組んでくれる、データを第三者視点で評価してくれる」メリットがあります。個人的に加圧トレーニングで筋力アップを図っていると、これらの情報を知らないため失敗しやすいです。

また、施設のサービスを知らないまま利用すると、運動後の楽しいリラクゼーションが行えないこともあります。

とりあえずで加圧トレーニングによる筋力アップを行っていると、どこまで運動をすれば良いのかがわかりません。そのため、曖昧なタイミングで加圧トレーニングをやめてしまうことがあります。

これでは加圧トレーニングの効果が長持ちしなくなるので、プロであるトレーナーのアドバイスは受けるようにしたほうが無難です。

まとめ